2010年05月07日

 ジュゴン





ここ沖縄は、「基地」というキーワードで翻弄されています

日米地位協定、安全保障条約など・・・

古くは琉球王国の時代の、薩摩侵攻、幾度かの戦、

廃藩置県・・・  翻弄され続けた歴史



そして現在、 「基地」でまた。。



人の都合で形を変えられていく自然



 ジュゴン



埋め立てをしてしまうと二度と元には戻らない


「しかたがない」 「国が、政府が決めた事だから、、」

と流れに任せていいのだろうか?



政治や国交、経済など難しいことは、私には判らない

ただ自然が好きで、自然に魅了された者の一人として

この豊かだった自然をこれ以上、むやみに壊して欲しくない


 ジュゴン



亜熱帯性湿潤気候という地球上で唯一の場

奇跡の連続と生物達の織り成す命の詩で今に

至る輝きの島



辺野古の海域には、豊かな珊瑚群落(アオサンゴを含む)

藻場が広がる   そこには、世界最北限(生息地)の

ジュゴンが棲む海


ジュゴンは人魚のモデルとして有名ですが、海の神・ニライカナイ

(海の彼方にある神の世界)を結ぶ使いとして聖獣としても信仰され

ていた生物です。  その海域のジュゴンはDNA解析で他の海域の

ジュゴンとの交流がないと判ったのです。つまり、ここだけに棲んでいる

ジュゴンなのです。


昨今の公共事業により、沖縄県の海岸線は埋め立てや護岸工事によ

って形を変えてきました。 変わったのは形だけではありません。

海流の変化、海底、水質までもが変わってしまい、たくさんあった豊かな

藻場が消失しています。 ジュゴンの棲める豊かな海はもうそれほど残って

ないのです。   そんな残された数少ない豊かな海に、軍事利用される

飛行場を作っていいのでしょうか?  地球上で唯一の特別な気候の小さな

島、最北限の生息地の小さな小さな個体群のジュゴン。 豊かな遠浅な藻場

のある海にしか住めない、心豊かな精霊と呼ばれ平和を好む生き物


 ジュゴン
  (この写真は海洋博公園のマナティ   ジュゴンの仲間です)


この心優しい生物と共存していける世界を望む事は、夢見る事でしょうか?

鮮やかなサンゴ礁で育まれる魚達、山には、緑深い木々のグラデーション

この島で共に進化してきた生き物達と共に過ごせる世界。 

子や孫の世代にコンクリート・アスファルト、国や行政のしがらみ以外

の基ある姿を伝えていけたら・・


そんな事を考えさせられる近頃です


 ジュゴン
 ジュゴン


いろんな意見考えがあると思いますが、「a source of light 月の雫」の

コンセプト{人と、自然と、見えなき世界(スピリチュアル)の共存共栄}を

強く再認識できた日々でもありました。



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Posted by ぽんちゃん & カオス at 18:09│Comments(2)自然
この記事へのコメント
ブルーテイルさん いらっしゃいませ~

難しい話題ですが、この記事はカオスの感じた事を
書きました。  職の事ではなく、地球上でこの沖縄にしかない
自然の重要性についての意見です。

いろんな立場、いろんな意見があっていいと思います。
その中で、皆で考える中で何かしらの次なるステップに
繋がるのではないかと信じています。

貴重な意見ありがとうございます~
Posted by ぽんちゃん & カオスぽんちゃん & カオス at 2010年05月08日 17:34
私は米軍基地で働いて家族を養っています、、、、こんな人間もいます。 沖縄県民としては矛盾の塊ですね、、、、、
周りには冗談のつもりでしょうが、うらやましいねとか税金泥棒とか言われたりしています。
当事者としては笑える話ではありません。考えたくは無いんですが今のご時勢難しいですね。
日々難しいですね。

愚痴になってしまいました。カオスさん、ぼんちゃんゴメンなさい
Posted by ブルーテイル at 2010年05月07日 23:01
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