月の雫

先月のある日の事

とある講習会へお出かけしました

この手の講習会は十数年ぶり？！

スケジュールに追われる中、どうにか工夫して

当日をむかえました＾＾






ちょっと早めに到着し、ゆっくりと建物へ近づくと、、

視線を感じる。。

でも誰もいない。。

少しづつ近づくと！　　突然ジタバタとパニックした物音

入り口のガラス戸のエントランス部分にイソヒヨドリ

のヒナがいました




落ち着いてもらおうと、少し離れましたが、、

ガラスにぶつかる衝撃と、態勢を見て

即、確保へ

数秒後には、無事手の中へ～

外へ出ると、親鳥が心配そうに見ていましたが

ここで放すと、人通りが多く、また木もないところ、、

小雨も降り出して。。


親鳥に、手の中のヒナを見せつつ、建物の裏手へ

大きな木が数本あり、すぐ隣は大きな公園があるので、

ひとまず、ここのモンパノキにリリース

すぐにヒナは落ち着きじっとしてました～


親鳥が気がついてくれるのか、気がかりでしたが

講習が始まる時間。　ここで講習をキャンセルして

保護して帰ろうか、すごく悩みましたが、、

親鳥に任せよう、ヒナもそれが一番と思い

会場へ入りました


しかし合間を見ては、何度もあの木へ様子見に行き

小雨の中、傘もささず佇む。。

事情を知らない方々には、完全に不審者にしか見えていないはず（笑）



親鳥の声がずっと、ヒナを呼んでいる。。

しばらくすると、警戒している感じの声

夕方には、声も聞こえなくなり。。

少し不安になりましたが。。　　親鳥の警戒の声もなく

近くの他の個体は、芝の上で餌を探してちょこちょこ。


あの木には、もうヒナの姿はありませんでしたが、

無事、親鳥と合流できたと信じています

もう少しで、巣立ちを迎え月齢だったので、

今頃はたのしく羽ばたいているはず～