月の雫

幼稚園に通い～小学校に進学する頃

学校に通う事

学校で学ぶ事

個性を伸ばし～

それぞれが興味のある事や

未知なる可能性について

深いシェアーができる事を期待していた

語り人は、学ぶ事を選べず

学ぶ事を楽しめない

競い合い～点数をつけられる

教育のあり方に大きなギャップを感じた


顔で笑っていても

心で泣いている友や

暗い表情で

必死に授業をしている

先生の心を感じ

授業参観に来ている父兄と

子供である生徒と

先生の見えないズレや

思いの違いについても

衝撃を受け、戸惑った

学校は何をする場なのか


みんなは楽しめているのか

苦しくないのか

たくさんの想いも、疑問も

母や父にぶつけ

語り人は戸惑った


純粋で無邪気な語り人の心に

今までにない情報や

想いが入ってきた


耳や目をおおいたくなるほど

恐い映像も、思いも、言葉も

時には飛び込んできた


でも語り人は、静かな自分の空間

の中で自分に

問い訊ねた


大切な事を

何度も確認した


楽しむために

幸せになるために

喜びと笑顔に包まれた毎日を

過ごすため～最高の人生を

歩めるし、それを作り上げていくのは

自分自身である事を

思い出した


そして、辛く重苦しい気持ちを

吹き飛ばし

自分の好きなことを

見つける発見を

始めた

自分を喜ばせ、自分をときめかせる

すばらしい喜びの種を

探す日々が

そこから始まった


　　つづく