月の雫

幼い頃は、自分の思う通りに行動ができ


誰かの目を気にすることなく


時間の枠を飛び越えていけることが


自由だと思っていました





我が家は夜９時を過ぎたら子供は寝るの


と教えられていて、週末土曜日は9時を過ぎても


家族みんなでテレビを見たり、遊んだりが


許されていました



土曜日の夜８時は、８時だよ～全員集合を見て


その後、Gメン75を見て寝る～のが楽しみ＾＾；





何かあれば、子供だから・・・


子供はまだ早い・・・・


子供はいいの・・・



子供って窮屈だし、退屈で仕方ないものとしか


思えず、大人の階段をスタスタ登っていくには


どうしたらいいのか、結構真剣に考える日々でした＾＾；





大人＝自由



大人＝いろんなことに制限がなく


いろんなことが許される立ち位置



そんなイメージ＾＾；





そして子供の頃の私を一番わくわくさせた



夢の乗り物は、車とバス＾＾；



まさに行きたい所に連れて行ってくれる



そして幼い私には、なぜか



丸いタイヤの乗り物は神の乗り物・・・なくらい



神聖で未知なるものでした



タイヤの次に気になったのが



丸いハンドル～



車やバスを操るのがハンドル



丸いタイヤをコントロールする



丸いハンドル・・・





世の中のキーワードは



丸いものでできているもの・・・・＾＾；くらい





車やバスは神の乗り物だし



それを運転できる人たちは、すごい存在だと



思っていました




自由を得るには



まず大きくなってこの乗り物を



操れるようになる・・・それが最初の夢＾＾；





でももう一つ感じたこと



いや、ミステリーとしか思えない



不思議なことが



こんなにわくわくできるものに



囲まれて、子供よりもあらゆる自由を得ている大人が



楽しそうに、すべてを満喫しているように見えない・・・



時間の枠もなく、あちこち旅ができて



やりたいことを、やりたいときに思いっきりできるのに



私よりは、絶対自由を得て幸せであるはずだし



旅を謳歌できて、あらゆることを体験できるはずなのに



心から笑っている人



身体や表情からわくわくが伝わらない大人が多くて



とても困惑した記憶があります＾＾；







自由とは何か・・・・ますますわからなくなりました＾＾；




つづく・・・