月の雫

あなたは、あなたという乗り船について



どれくらい理解しているだろう




あなたという美しく気高い個性を理解するにも



時間がかかっているのに



あなた方のボデイ～人体のすべてを



理解するのに、どれくらいの時間が必要だろう




あなた方の人体について、まだまだ知られていない



領域があり、医療や科学がその全容について



把握するまで、あなた方が自分に秘められた



無限の可能性と、未知なる領域を理解し



日常にいかしていけるまでに



どれくらいの時間が必要だろうか




というより、人体に秘められた



可能性と未知なる領域を知りたい



それを日常に活用したいと、求めているだろうか




自分の内なる可能性や



どれほどの宝を、力を、業を与え注がれているか



それを知り、磨き、活用したいと思うだろうか



今それどころではなく、自分の目の前に広がる



現実問題で頭も身体も



いっぱいなのか





あなた方の生き方を、在り方を



決してジャッジしているわけではなく



ただ、時に流され



ただ、何かを思い、何かを感じ、それを味わい



静かに深めていくゆとりもなく



過ごしているのは、どうなのだろう




君ら一人ひとりの個性あふれる時の中で



君らが身体や心に刻む時間を生き



創り上げられた、想像の中の人生ではなく



君らのハートが、君らの意識が



君らの瞳が煌めき、ときめく時間を



過ごしてみないかい




人という時間を重ねることも実に



尊く、素晴らしいこと



しかし、自分が生きてきた



今までも連ねてきた魂の時間の中で



今生生まれてきた喜び



時を重ねてきた自分の軌跡を振り返りながら



まどろむ時をもち



自分に還る時間をつくり



君らがきみらの大切な時を



生命体として連ねてきた悠久の時に



想いを馳せる時間も必要ではないかい




いろんな意味でこれから



生きることを



そして今ここに存在していることを



その生命の重みを感じることが多くなるかもしれない





だからこそ、ただこの世の



君らが作り上げた時間に



身を委ねすぎず



君ら自らが創る時間を



自分という生命に息吹を



注ぐ時間を



もってみないかい





意味のないことと思っていることに



ずっと忘れていた記憶のかなたに眠っていることに



想いを馳せ、一人の時間を



自分をまどろむ時を



創ってみないかい






プレアデスの使者　　　スターレン&ファーレン