月の雫

大切なことは繰り返し、繰り返し



何度も何度も呟き



唱え、自分自身に響かせていきましょう




あなた方は、いと小さき存在ではありません



あなた方は、道なき道を切り開き



あらゆる困難も、大いなる壁も乗り越えてきた



智恵に富み、愛あふれる存在です



そして家族や仲間を思い



共に歩み、共に成長し、共に分かち合う



懐深い存在です




そしてあなた方は



何かあった時



己を見つめる時間をとり



内なる対話を深め、自然との触れ合い



大いなる照らし合わせを忘れず



日常の中での自分の立ち位置を



全体の中の自分の立ち位置を



確かめ、すべてと共にいることを忘れなかった






祈りは神との対話



祈りは自分と深く繋がる大いなる架け橋



祈りは自らを整え、磨くもの





常に祈りが詩であり、祈りを通して



天と地を結ぶ舞を踊っていた





あなたは自らがあらゆるものを



産み出すことを熟知していた



己の想念が



すべての元となることを理解していた



そして何より、あなた方は学ぶ姿勢



受け入れる姿勢を常にもっていた



あらゆる違いを受け入れ



その違いから学び、違うからこそ



産み出され、育まれ成長するプロセスを



理解していた





だからこそ、争うことも



いがみ合うこともなく



あなた方は常に自分との対話



家族や仲間との対話



自然や生き物たち、そして精霊たちとの対話を



欠かさなかった





一人ひとりが必ず己と向き合い




今目の前にあることを



受け止め、自らの考えを



自らの言葉をもち



互いを尊重しながら、語らうことを大切にしてきた





あなた方は語り合う



伝え合う



己の想いを考えを



あふれるものを表現した先に




大いなるものが伝え響かせることを




知っていたから





あなたという存在から



あふれてくるものを



深く見つめ、対話を深め



語り尽くし、感じ切ったさきに



真のあなたが顕れてくる





あなたが創ってきたものを




あらゆるものがつまったその器を空にして




あなたが握りしめてきたものを




手放したとき




あなたという神の声が轟きわたる






プレアデスの使者　フローラ