夜のシンフォニー

ぽんちゃん & カオス

2009年08月28日 14:38









           近頃暑いだけでなく、午後あたりからスコール

           がよく降りますね~

           今年は空梅雨気味でしたので、焼け付く日差し

           に、雨が勢い良く染みていきます

           束の間の曇り空が、ゆっくりと流れて

           さらに元気を増した陽に目がくらみます

        

           



           夏バテしてた木々や草達も、葉に雨粒を携え

           喜んでいます




           毎日暑い日が続いて、日々の繰り返しの中

           いつしか時間の感覚と季節が分離しがちになってい

           ませんか?



           時の移ろいを感じていますか?



           あれ程、エネルギッシュなセミ達のラブソングも

           近頃はおとなしくなり

           空に浮かぶ雲も少しずつ昇りはじめてます      

           トンボも群れるようになり、風でサーフィンしています




           ある夜、「月の雫」の営業を終え帰宅すると小雨がぱ

           らぱら、







           ながれる雲がとけだし  星の瞬きかさねる

           ゆっくりと舞う微風    草木のささやき


           しずむ三日月       夜の香りひろげる

           虫たちのさえずり     こだます静寂


           風に踊る潤い       雨のにおい

           昨日と同じ今       凛と立つ


           微かなひかり       瞬くシャワー

           宵のベール        静かにひろがる


           見えなき声        聞こえる振動

           確かにある今       詠いだす

           まだ見ぬ君へ       伝わる感覚

           一夜のシンフォニー







          ↑の写真、詠っているようにみえませんか?

           この美しい子は、「待宵草」(まつよいくさ)

           夜に一日限りの小さな花を咲かせます

           外来種で、1840年代に持ち込まれた

           らしいです。  カオスの家の片隅にい

           つの間にか、出てきました。 先日の晩

           月も傾いた頃に(11時頃)に帰宅、雨の

           中一つだけ咲いていました。

           妖精や虫たち、風や霧雨も、一緒になって

           この小さな一つの花の詩を聞き入っている

           ようで、雨宵の中、しばし佇み感じたことで

           した~


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